先日、三岐鉄道北勢線の終点の阿下喜駅にある軽便鉄道博物館と三岐鉄道三岐線の丹生川駅にある貨物鉄道博物館に行ってきました。三岐鉄道の1日乗り放題パスを利用したので三岐線の終点の西藤原駅にも行って、三岐鉄道を全線乗り通してきました。
三岐鉄道の北勢線は一般的な鉄道よりも線路幅の狭いナローゲージと呼ばれる線路で、車両も昔懐かしい吊り掛け式という独特のモーター音がするおもしろい路線です。
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目的地
参考旅程
下記参考旅程は2023年11月現在の休日ダイヤを元に記述しています。
[行き]
名古屋 9:11
↓ JR関西本線 普通 四日市行き
桑 名 9:40
西桑名 10:05
↓ 三岐鉄道 北勢線 普通 阿下喜行き
阿下喜 11:05
[移動]
阿下喜 13:45
↓ 臨時シャトルバス
丹生川 13:55
[帰り]
丹生川 15:17
↓ 三岐鉄道 三岐線 普通 西藤原行き
西藤原 15:31
西藤原 16:21
↓ 三岐鉄道 三岐線 普通 近鉄富田行き
近鉄富田 17:07
近鉄富田 17:16
↓ JR東海道本線 岐阜行き
近鉄名古屋 17:49
参考費用
大人1人+子供1人の料金で表示しています。また食費は別途としています。
| 大人 | 子供 |
---|---|---|
名古屋→桑名 | ¥350 | ¥170 |
三岐鉄道1日乗り放題パス | ¥1,200 | ¥600 |
近鉄富田→近鉄名古屋 | ¥680 | ¥340 |
| 合計 | ¥3,340 |
旅行記
名古屋駅からまず三岐鉄道北勢線の始発駅のある桑名駅までJRに乗っていきます。桑名駅までは近鉄でも行くことができますが運賃はJRのほうが安くなります。
桑名駅の東口を出てすぐのところに三岐鉄道の西桑名駅があります。今回は三岐鉄道全線に乗るので、西桑名駅で三岐鉄道の1日乗り放題パスを購入します。
三岐鉄道の北勢線は軽便鉄道というJRの在来線などの通常の鉄道の線路に比べて幅の狭い鉄道です。なので電車もその分小さく、ロングシートの両側に人が座るとその間がかなり狭く感じます。電車の車両が小さい分パンタグラフが異様に大きく感じるのもおもしろいですね。
三岐鉄道は単線なので、途中の駅で何度か対向の電車と行き違いの待ち合わせがあります。途中「非冷房車」と書かれた車両ともすれ違いました。真夏にはちょっと辛そうですね。
田畑の広がる景色を走って1時間ほどで終点の阿下喜駅に到着します。
1つ目の目的地の軽便鉄道博物館は阿下喜駅の目の前にあります。ここはいつも開館しているわけではなく、基本的に毎月第一第三日曜日のみ開館しているらしいので、軽便鉄道博物館を目的に行く場合は注意が必要です。
軽便鉄道博物館は車両や資料の展示のほか、ミニ電車や軌道自転車などがあり体験型のものもあるのがおもしろいですね。
お昼ごはんは駅の目の前にある独特な雰囲気の店構えのパン屋さんで。
次に2つ目の目的地である三岐線の丹生川駅にある貨物鉄道博物館に向かうのですが、この日たまたま貨物鉄道博物館で20周年イベントが開催されていて、阿下喜駅から丹生川駅の間の臨時シャトルバスが運行されていました。しかもこのシャトルバス、国鉄バスの塗装(復刻塗装?)になっていました。本当は阿下喜駅から三岐線の伊勢治田駅まで徒歩で移動して、そこから三岐線に乗って丹生川駅まで行く予定でしたが、せっかくなのでこの国鉄バスに乗って移動します。
丹生川駅まではバスで10分ほど。貨物鉄道博物館はイベント開催中ということでたくさんの人でにぎわっていました。蒸気機関車や貨車の展示があり、館内の展示も軽便鉄道博物館よりちょっと広めです。
貨物鉄道博物館を一通り見たあと、せっかくのフリーきっぷなので三岐線の終点の西藤原駅に行ってみます。三岐線は貨物列車も走る路線で、途中の東藤原駅付近にはたくさんのタンク車が停まっていました。
丹生川駅から西藤原駅までは15分ほど。西藤原駅には蒸気機関車や電気機関車が展示(?)されています。駅の横の広場にはイベントで使用されるものなのか、ミニSLが走るような小さな線路が敷かれていました。この日の西藤原駅は到着したのが夕方ということもあってか、閑散としていて物静かな雰囲気の終着駅といった感じでした。近くには登山口があるらしく、登山客の利用もあるようです。
帰りは近鉄富田駅まで45分ほど。近鉄富田からは近鉄で名古屋に帰りました。