今回は関西本線、紀勢本線、阪和線、をぐるっと周って紀伊半島を一周する旅です。途中、エビとカニの水族館、アドベンチャーワールド、串本海中公園と生き物に触れる観光スポットを巡っていきます。往路の名古屋から新宮までは特急南紀、復路の串本から新大阪までは特急くろしお(パンダくろしお車両)に乗り、途中観光スポットへの移動は普通列車を利用します。
今回もYouTube動画を作ってあるので、動画の内容に沿って書いていきます。
YouTube動画
目的地
参考旅程
下記参考旅程は2024年12月現在のダイヤを元に記述しています。
[1日目]
名古屋 8:02
↓ 特急南紀1号
新宮 11:34
新宮 12:58
↓ 普通 紀伊田辺行き
江住 14:26
[2日目]
江住 8:22
↓ 普通 紀伊田辺行き
白浜 9:00
白浜駅 9:34
↓ 明光バス アドベンチャーワールド行き
アドベンチャーワールド 9:45
アドベンチャーワールド 16:20
↓ 明光バス 白浜駅
白浜駅 16:31
白浜 17:07
↓ 普通 新宮行き
江住 17:47
[3日目]
江住 8:49
↓ 普通 新宮行き
紀伊有田 9:08
串本海中公園 13:15
↓ シャトルバス
串本駅 13:28
串本 14:20
↓ 特急くろしお26号
新大阪 17:51
新大阪 18:18
↓ ひかり662号
名古屋 19:25
参考費用
大人1人+子供1人の料金で表示しています。また食費・宿泊費は別途としています。
大人 | 子供 | |
---|---|---|
名古屋→名古屋 乗車券 | ¥10,530 | ¥5,260 |
特急南紀 名古屋→新宮 特急券(指定席) | ¥3,470 | ¥1,730 |
特急くろしお 串本→新大阪 特急券(指定席) | ¥3,350 | ¥1,670 |
新幹線ひかり 新大阪→名古屋 特急券(指定席) | ¥3,460 | ¥1,730 |
白浜→江住 乗車券 | ¥590 | ¥290 |
江住→紀伊有田 乗車券 | ¥240 | ¥120 |
串本→白浜 乗車券 | ¥990 | ¥490 |
エビとカニの水族館 入館料 | ¥800 | ¥500 |
アドベンチャーワールド 入園料 | ¥5,300 | ¥3,300 |
串本海中公園 入場+乗船セット券 | ¥2,500 | ¥1,400 |
合計 | ¥24,020 |
旅行記
[1日目]
まず1日目は名古屋駅から特急南紀に乗ります。以前南紀に乗って熊野観光した時はキハ85系だったのですが、今回は新型のHC85系です。
今回乗った名古屋8時2分発の南紀1号は名古屋から紀伊勝浦までひたすら紀伊半島を南下するため、海側となる左側の車窓は太陽の日差しが差し込むことが多く逆光になるため、海の景色にこだわらなければ車窓は右側のほうがよいかもしれません。ただ、尾鷲湾や新鹿の砂浜などは逆光にならずきれいに見えるので午前中の車窓は左側、右側どちらも甲乙つけがたいところですね。
終点の紀伊勝浦までは乗らずに新宮で降りてお昼ごはんにします。駅前のお寿司屋さんでこの地域の名物「さんま寿司」をいただきました。紀伊勝浦まで乗らなかったのは、この次に乗る普通列車が新宮駅始発のため、紀伊勝浦から乗るよりも席を自由に選ひやすいという理由です。
次は本日の目的地の江住駅に向かいます。今回の目的地の一つに串本海中公園があるのですが、本日の目的地の江住より手前にあるので順番的には串本海中公園→エビとカニの水族館→アドベンチャーワールドという順で周るのが効率的です。ただこの順番だと一部の区間、日没後で車窓を楽しむことができなくなってしまうのと、施設の規模的に串本海中公園のほうに多く時間を取ったほうがよさそうだったということ、また宿泊先を1か所にして2日目の荷物を軽くしたかったという点で、順序を入れ替えて3日目に串本海中公園に行くことにします。
途中、下里から紀伊浦神、紀伊田原から古座までの車窓は絶景でした。海の水の透明度が高く、今まで乗った海沿いの路線の中でも水のきれいさではこのあたりの車窓は一番ではないかと思います。
湯川駅では対向の特急くろしお(オーシャンアロー車両)との行き違いの時、子鉄が方向幕が一両だけ「やくも」になっているのを目撃。電車好きはこういうところを見逃しません。オーシャンアローがやくもとして使用することが想定されているのは意外ですね。
江住駅に到着し、目的地のエビとカニの水族館を見学。そのあとまだ時間があったのでさっきのオーシャンアローやくもを見るためにもう一度江住駅へ。やはり一両だけ方向幕が「やくも」になっていました。
宿泊先のホテルにチェックインして本日は終了。
[2日目]
2日目はアドベンチャーワールドに行きます。宿泊先は1日目も2日目も同じところを取ったので、この日の鉄道での移動は江住駅⇔白浜駅の移動だけで、ほぼまる一日をアドベンチャーワールドで過ごします。
江住駅からは紀伊田辺行きの普通列車に乗ります。江住駅の次の見老津駅付近の車窓はなかなかよいですね。駅の雰囲気もちょっと降りてみたくなるような趣のある駅です。
40分ほどで白浜駅に到着。白浜駅からアドベンチャーワールドまではバスで移動します。
アドベンチャーワールドは今回で2回目なのですが、1回目は子鉄がまだ3歳のころで記憶にないらしいので今回が初めてのようなものです。
アドベンチャーワールドというとパンダのイメージですが、パンダ以外にもイルカショーはイルカの数がすごく多く大迫力。サファリワールドもキリン、ライオン、ゾウなどなど種類は多く、歩いて周るほかにケニア号という列車のような乗り物やカートで周ることもできたりエンターテイメント性も高いですね。白浜という立地から想像する以上に満足感は高く感じます。
夕方までアドベンチャーワールドで楽しんだあとは、また普通列車で宿泊先の江住に戻って2日目は終了。
[3日目]
3日目は1日目に通り過ぎた串本にある串本海中公園に行きます。
江住駅から昨日とは反対方向の新宮方面の普通列車に乗ります。目的地の串本海中公園までは串本駅からシャトルバスが出ているのですが、あまり早い時間のバスはなく手前の紀伊有田駅で降りて歩いたほうが早く串本海中公園に着くことができるので、紀伊有田駅で降ります。紀伊有田駅から串本海中公園までは徒歩で1.8kmほど。途中、国道の歩道のないトンネルがありますが、ここはトンネル脇の細い道を登っていくとトンネルの反対側に出ることができます。
串本海中公園の見どころは、海中展望塔と半潜水型海中観光船ステラマリス。ちょうど現地に到着してしばらくの時間にステラマリスが運航される時間だったので、まず先にステラマリスに乗ります。ステラマリスからはたくさんのサンゴと魚を見ることができ、最後のほうには遭遇する確率がかなり低いと言われるウミガメも見ることができました。
海中展望塔も1日目に電車から見たように海の水がかなり澄んでいてきれいなので、水族館の水槽を見ているようです。近くにサンゴがたくさんあって魚もたくさん近くに寄ってくるので、見ていて飽きません。
お昼ごはんを食べたあと、今度は串本海中公園のシャトルバスで串本駅へ。
串本駅からはパンダくろしおに乗って帰ります。昨日おとといと普通列車で停車した駅を軒並み通過し、海沿いを大阪方面へ走ります。南部駅から切目駅あたりはずっと海岸のすぐ近くを走って行くのでこのあたりもなかなか景色のよいところです。
天王寺に着くころには日も落ちて暗くなっていました。
終点の新大阪駅で新幹線に乗り換えて帰ってきました。